化学物質 リスクアセスメント支援
令和5年4月より労働安全衛生法による化学物質規制が大きく変わります
労働安全衛生法では、平成28年6月1日より一定の危険性・有害性をもつ化学物質についてリスクアセスメントの実施が義務化されています。 化学物質のリスクアセスメントとは、化学物質やその製剤の持つ危険性・有害性を特定し、労働者への危険または健康障害を生じるおそれの程度を見積もり、リスクの低減対策を検討することをいいます。【リスクアセスメントの流れ】
令和5年4月1日より事業者による自律的管理を基軸とする新たな化学物質規制が導入され、リスクアセスメントが強化されます。 新たな規制の中で、特に注目すべき点は次の通りです。 ・リスクアセスメントの対象物質を大幅に拡大。 ・健康障害防止のため、リスクアセスメント結果に基づきばく露を最小限度とする措置を義務化。 ・令和6年4月1日より、一部のリスクアセスメント対象物について、屋内作業場におけるばく露の程度を厚生労働大臣が定める基準値(濃度基準値)以下とすることを義務化。 リスクアセスメントは、リスクアセスメント対象物を新たに原材料として採用する場合など、リスクアセスメント対象物について何らかの変化が生じたときに実施することとされていますが、新たに導入される濃度基準値は、リスクアセスメントの実施状況に関わらず遵守することが求められます。 したがって、取扱物質に濃度基準値が設定された場合には、ばく露の程度が濃度基準値以下となっていることを確認することが必須となります。 この改正により、リスクアセスメントの実施機会が増えることから、リスクアセスメント対象物を取り扱う事業者に大きな影響を与えることになります。既にリスクアセスメントを実施済みであっても、場合によっては法改正の内容を満たしておらず、再評価が必要になるケースが出てくる可能性があります。環境テクノの化学物質リスクアセスメント支援の特徴
当社では、化学物質のリスクアセスメントに関する支援をさせていただいております。実態やご要望に合わせてメニューを決定し、有効にリスクアセスメントを実施するためのコンサルティングを行います。 ※リスクアセスメントを完全代行するものではありません。お客様がリスクアセスメントを実施する上での課題を解消するためのサービスです。
【サービス内容】
コンサルティングメニュー
リスクアセスメント研修
リスクアセスメントに関わる管理者・担当者に対し、リスクアセスメントの進め方や評価手法等について理解いただくための研修を実施します。安全衛生教育の一環としてもご活用いただけます。
評価手法の選定・提案
実態調査から得た情報やお客様のご要望を考慮し、評価手法を選定・提案いたします。 化学物質のリスクの評価手法には、化学物質の気中濃度の測定以外にも、数理モデル(CREATE-SIMPLE等)によりばく露濃度を推定する方法やマトリクス法など、様々なものがあります。当社では様々な手法に対応しています。各手法の特徴を考慮し、最適なものをご提案します。
リスクアセスメント担当者支援
リスクアセスメントの担当者を支援するため、定期訪問やビデオ会議等により疑問の解消やアドバイスの提供を行います。
文書類作成支援
リスクアセスメント関連の文書類について、既存文書類の改善提案、作成の代行等を致します。
リスクアセスメント対象物質の作業環境測定、個人ばく露測定
リスクアセスメントの手法として対象物質の気中濃度を実測する方法を希望される場合は、作業環境測定や個人ばく露測定を実施します。